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2012年08月23日 15:43

アデニウム ソマレンセ Adenium somalense

アデニウム アラビクム Adenium arabicum
今年で二回目の夏を迎えた家のアデニウムです。
この鉢のものが私がはじめて蒔いたアデニウムで上の写真がソマレンセ、下がアラビクムです。
株姿にも少しずつ違いが見えてきていますが、なんと言っても葉の違いがはっきり分かります。
アラビクムは丸みを帯びた明るい葉色で、ソマレンセは細身の葉脈のはっきり目立つ濃い色合いです。
ソマレンセは茎も太くなりましたがその姿は細身の小ぶりな葉と色合いで上品な感じも受けます。欲目かもしれませんが(笑)
それからこの写真を良く見ると土の色が違います。同じ土を使っていますがこれは株の育ちの違いから水遣り後の乾き具合に差が出ているからです。水遣りを株ごとで加減しないとだめなようですね。

これはソマレンセの中で奥に見える一番小さな株です。
葉色も薄いですが、茎に色が抜けた肌色のような傷跡が見えると思います。
これは水を切って休眠させたのですが小さくて体力が無い為少し凍ったのだと思います。その時には黒く焼けたようにここが変色しました。
でも少しくらいならこうしてまた持ち直します。成長は遅いですが。
そして今年もこのキョウチクトウ科の植物ですがアデニウムとパキポディウムを蒔いてあります。
その姿も色々ですが葉は同じ科の植物ですからよく似ています。

アデニウム アラビクム Adenium Arabicum yak yemen
これは元気なので一回目の移植をしてあります。

Adenium sp. Thai Socotranum - Golden Bell (S1)、Khao Hin Zon、Phet Ban Na、など

上部の細葉がPachypodium rosulatum subsp. gracilius、下の葉が広いほうがPachypodium horombenseとして購入した種子から出来た苗です。
もう移植した方が良いと思いますが数が多いのでなかなか腰が上がりません(笑)

Pachypodium namaquanum
三粒発芽したんですが一株駄目にしてしまいました。
水遣りした後の水が葉に残って乾ききれず蒸らしたようです。
ざっと見ていただいたのですが今年蒔いた物はこの後の冬越しは休眠させないで越させなければなりません。
その温度ですが最低温度10度以上は欲しいと思います。15度位あれば大丈夫だと思います。
実は一昨年蒔いた一番目と二番目の写真のソマレンセとアラビクムは秋なかばになってから蒔いたものです。
冬越しはまだ発芽して間もないころでこの時には苦労しましたが保温マットの上に置いてそれにビニールを被せたりして越させました。それでも無事に冬越ししてその後の成長は下手なのでゆっくりですが太くなってきています。
またここに出してありませんが昨年の夏に蒔いたものがあります。この時は発芽半年ほどの苗を私が休眠させて冬越しさせたので今年の春の回復が遅れて今育ちが良くありません。
これらを考えるとこれから秋に蒔いて小さな苗で、加温は工夫して植え替えしないで冬越しさせることも出来ます。
かえって春蒔きより移植しなければ場所をとらないのでこれから蒔く方が良いくらいです。
ちょっと試しに何本か育ててみたいという方は今からでも遅くありません。
まだ種子は手に入ると思います。試しに蒔いてみてはいかがでしょうか。
2010年12月03日 19:49
今日はアデニウムとイポメアあとタリナムを見ていただきますがまだ小さい苗ですからこれからの本格的に寒くなる時期を休眠させることなく乗り越えさせなくてはなりません。
種はオークションで購入したのですが、販売元の方には発芽から栽培の方法までを親切に教えていただいています。
それで蒔種は10月20日過ぎでしたので発芽から40日ほどになると思います。
種は全てセルトレーに蒔きました。
実はこのままで冬越しさせるつもりでしたが、少しずつ成長しているので二日前に思いきってポット上げをしました。
「根が回ったら植え替えしてもいい」と伺っていましたが、少し早目でしたがしてしまいました。
草花の種蒔きでの事ですが、発芽したものをそのままで育てているものと本葉が見えてきた頃植え替えしたものでは植え替えしたものの方がその後の成長がよいのを思い出したからです。
あと、蒔いた容器が小さめなセルトレーだったのでアデニウムが育ってきてバランスが悪くなってきたのです。
移す時は慎重に根周りを崩さないように気をつけました。
発芽してからは天気の良い日にはこんな風に外に出しています。
風の強い日や気温が低い日などは窓際の良く日の当たる場所を探して移動して置いています。
ジップ袋を使って保温効果を高めるこの栽培方法も教えて頂いたものです。
一袋にポット苗2.3個入りですから動かすのも楽です。
それに上はジップですから温度や湿度の調節も種類でこまめに調節できます。
でも昼中家にいない人でもお休みの日にでも日当たり具合を確認して、できるだけ長く当たっている部屋に置けばあちこち動かさなくてもいいのです。心配でしたら朝ジップを少し開けておけばいいのです。
これはベランダです。逆光で暗くなって見えていますが写した日は良いお天気でした。


温度計を入れてあります。日には背を向けて直接には当たらないようにして計っています。
今の時期は30度くらいまで上がります。
少し前のまだ日差しが今より強い頃は最高40度くらいまで上がっていましたが植物は元気で高すぎるということの心配はありませんでした。
これも、「40度くらいはぜんぜん平気です」と伺っていたので、出来たことです。
水滴がだいぶ見えると思いますが、日が傾く頃までにビニールの水はほぼ消えるように水遣りを加減しています。
さて中の様子です。
タリナム カフラム TALINUM caffrum

本葉が2.3枚になってきました。
でもまだひょろひょろです。
これは2号ポットに鉢上げしました。
アデニウム アラビクム Adenium Arabicum

アデニウムは最初の一、二年が太らせることができる勝負時期なんだそうです(笑)
春までに上手くいけば親指くらいの太さまでになるそうです。
私は自信が無いのですが、今からでも遅くないと思います。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
イポメア アルビベニア Ipomoea albivenia

本葉がはっきりしてきました。これは二回目の蒔種ですからまだ一ヶ月経っていないのです。とても成長が早い植物です。
これは3号ポットに鉢上げしました。
今日は出しませんでしたがもうひとつのアデニウム ソマレンセも2号ポットに鉢上げしました。
他の二種類のタリナムはまだ苗が小さかったので、セルトレーに一つ一つに分けて植え替えてみました。
また昼間はこれでいいのですが、夕方からはジップ袋のままトロ箱に入れています。
最低気温が5度を切り始めてきたら、夜は保温をするつもりです。
肥料は今回はマグアンプを少し入れました。後は液肥を薄めて葉に散布するのが良く効くそうです。
それとなぜこの冬場にあえて蒔くか!という事ですが、冬場は菌も少なく繁殖も抑えられるので蒔くのにはいい時期なんだそうです。
何か他にも書きたいことがあったような気もしますが思い出しません。思い出しましたらまた付け加えておきます。
もうひとつ面白い植物を蒔いたのですが今日は長くなってしまいましたのでその植物は次回の投稿にします。
今日は実生苗の冬越しを見て頂きましたが何も花の写真がありませんでした。
少し寂しい感じもしますので、咲き始めてきたチランジアのコットンキャンディを出して見ます。
こんな時でもないとあまりチランジアの花は出す機会がありません。

2010年10月25日 15:44
それはアデニウムとフォッケアですがこれを発泡スチロールの箱の中にいれて電気アンカを使って無理やり発芽させたのです。
発芽自体はそこそこ上手くいったと思いますが今の状態をまず見てもらうと分かりますが、
そろってもやしっ子状態なのです。

すぐに箱から出して日中の暖かいときに、日に当てればいいのでしょうけど、なにしろ発芽がなかなか揃わないのです。
箱から出せば発芽しないし、出して昼間の日光に当てたくても出ていない種を諦めるのが辛いという状態が2.3日続きました。
まだ殻を被ったものやようやく外れたものばかりですがここまで発芽すればもういいかな?と昨日から日中だけ日光浴させています。
でも今日は当てにした太陽は薄くて雨こそ上がりましたが曇っています。なかなか上手くいかないものです。
この後の記録がどうなるか?ちょっと分かりませんが、一応蒔種日と双葉の様子を出しておきます。
まず左上の20個セットのセルトレーから。
アデニウム アラビクム Adenium Arabicumとアデニウム ソマレンセAdenium Somalense var.Somalense
蒔種日 10月16日 ここまでに9日経過

下の二段のアデニウム ソマレンセの発芽が遅れています。
個体自体も少しアラビクムに比べて小さいような気がします。

これは元気なアラビクムの様子。
次は上の右6個セットのセルトレー
イポメア アルビベニア Ipomoea albivenia
蒔種日 10月20日 ここまでに5日経過

ヒルガオ科塊茎性植物です。地表付近が肥大します。
双葉はまだ殻が取れたばかりですが、朝顔の様子にそっくりです。
右のひとつ発芽しているもの
フォッケアエジュリス FOCKEA edulis 火星人
蒔種日 10月16日 ここまでに9日経過

これも塊根植物です。とても楽しみにしていましたがまだ一粒しか発芽していません。
下の二つのスリット鉢
Agave titanota Sierra Mixteca
蒔種日 10月16日 ここまでに9日経過

Agave utahensis v eborispina
蒔種日 10月16日 ここまでに9日経過

アガベはイポメアと同じような管理で、20度までを維持しなくても出来れば室内の暖かい所で天気の良い日の日光浴で冬場は乗り切れると思います。
アガベは右側のutahensis v eborispinaが少しずつ発芽し始めてきました。
また、好光性種子はこの中には無いと思いましたので全ての種に種の大きさに合わせて伏土しました。
そして用土の下側の土には少しの肥料を入れてあります。このままで冬を越させるつもりです。
以上ですがこの後アデニウムとフォッケアは冬中常時20度前後を維持して暖かく管理する必要があります。
いまからどうしようかと、色々考えていますが早くしなくてはなりません。
でも、まずこのもやしの様な姿をなんとかしなくては話になりません。
また変化が出ましたときには出してみます。
2010年08月19日 15:27
バオバブ の大きな種

多分Adansonia digitata
バオバブ(英名:Baobab、学名:Adansonia)は
アオイ目アオイ科(クロンキスト体系や新エングラー体系ではパンヤ科)バオバブ属
フォルさんから秋蒔きの種色々とバオバブの種を頂きました。
バオバブの種はとても硬いものです。頂いた種はもう殻割済みでした。種は24時間ほど水に浸して蒔いてくださいとの事でしたのでそのようにしてその後蒔いてみました。
発芽するまでに4日ほどかかりました。
予想以上に大きな芽にはびっくりです。セルトレーがこれだけでいっぱいになってしまいます。


にょろ~っと殻を付けたまま立ち上がってきました。
この時期にしたことはないのですが、実は発芽して2日目に思いきって移植しました。この容器ではすぐにいっぱいになってしまうのが目に見えていたのです。
下の画像は移植後直ぐですがこれでまだ殻が取れたばかりの双葉なのです。
大きい双葉でしょう~! 少し本葉が見えてきました。
葉は思いがけず柔らかく、若葉を食用できるとも聞いていましたが納得できます。
本葉が5.6枚になったら、摘心してぽっちゃりわさわさタイプにしたいですね。
とても大きくなる樹ですが盆栽仕立てに挑戦するつもりです。


バオバブは寒くなるにつれ落葉して、休眠します。
その兆候が見始めたら早めに室内に取り込み暖かいところで春まで水遣りをしないでお休みさせるのです。
バオバブはその幹に水分をたっぷり貯めているのですが、凍らせるのが一番ダメージを受けると思います。
水は冬の間やらなくても全然問題ないはずです。後は置き場に注意ですね。
はじめての冬越しが一番難しいかもしれません。何しろまだ樹ができていませんから。
冬までにできるだけ丈夫に育てることが大事ですね。
春、暖かくなってきましたら少しずつ水遣りを開始します。このタイミングも難しそうです。
また成長に変化が出てきました時に出してみます。次は秋の終わり頃になるでしょうか。
そして夏好きのもうひとつの植物はこれです!
アデニウム

Adenium obesum アデニウム オベスム キョウチクトウ科 アデニウム属
原産地 東アフリカのケニア・タンザニアからジンバブエに分布。
英名では「デザートローズ」
乾燥した地域に花を咲かせる植物です。
そして茎が肥大する多肉植物としても知られています。花は、ピンク色したバラに似ていることから砂漠のバラと呼ばれます。
アデニウムにも幾つか種類があるようですが、私の購入したものはオベスム と言われるものです。
発芽温度は10℃以上でこれも種を蒔く前に24時間ほど水に浸しておきます。
これは今本葉が6枚ほどになっています。発芽して一ヶ月ほどですがかわいい姿をしていますね。
これも、小さめに盆栽仕立てにできればしたいと思います。
また茎の肥大は実生でしかなりませんが、増やし方としては挿し木でもできるようです。
今日はバオバブとアデニウムの種蒔きの様子でしたが実はまだ幾つか実生に挑戦している植物があります。
このところの暑さで、私がばて気味で記事の更新が遅くなっていますが、できるだけ急いで次にそれらも出してみたいと思います。
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