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2012年03月10日 10:29
何回も登場していますがHelleborus niger(ヘラボレス ニガー)からです。ニゲルとも呼びます。
その名のニガー、ニゲルの名の由来ですが根が黒っぽい色をしているからです。
その茎や特に根には毒性があります。植え替えなどでは普段から植物の接触で痒くなったりかぶれたりしやすい人は素手で扱わない方が無難かもしれません。
花(ガク)は純白から少し赤みを帯びるものまでありますが、その花色とは裏腹にこんな特性をもっているニゲルは古くは魔よけの儀式などにも使われたようです。
美しい花には刺など目に見えるものの他に、隠れたここが怖いのですが毒を持つものも沢山ありますね。

Helleborus niger
耐寒常緑多年草 (中間種の原種)
自生地 イタリア、スロベニア、オーストリア、スイス、クロアチア、ドイツ
花色 白~赤
ニゲルの古葉取りはしてありません。葉は肉厚で艶もあり一年経っても色褪せないで綺麗です。
でも、もう少しカットして透かせた方が地際に日が当たり花芽が上がると思います。つい忘れてしまいます。
用土はアルカリ性を好むらしいのでこの次の植え替えでは苦土石灰を少し足してみるつもりでいます。




Helleborus lividus
耐寒常緑多年草 (有茎種の原種)
シングル斑入り葉。花の大きさ小輪。
原産地は地中海マジョルカ島原産
リビダス の蕾はころころで、白く粉を叩いてまぶしたようにも見えとても可愛らしい表情をしています。
そしてその葉模様も綺麗で好きなところです。
深く3裂した葉の形をしていますが、表は灰色の網目模様を持つ緑色で裏は紫を帯びた色合いをしています。


Helleborus argutifolius アーグチフォリウス (別名、コルシカス)
耐寒常緑多年草 (有茎種の原種)
これは大型になる原種で、大きくなると60センチほどになるそうです。
今年は調子が悪いです。花が終わったら早めに植え替えてみるつもりでいます。
この素朴な色と花弁は新鮮に映ります。



Helleborus Ericsmithii
ニゲル X ステルニー(リビダスXコルシカス)
耐寒常緑多年草 (原種系交配種)
シングル斑入り葉
エリックスミシーは交配種ですがとても丈夫です。
あるメーカーの苗ですが毎年期待を裏切らないで花茎を数上げて咲いてくれます。
咲き進むとこれも赤みを帯びて一鉢で白から赤みを帯びた色合いまで一緒に楽しめます。
また今日も雨が降っています。
玄関先の屋根があるところに鉢を持ってきて撮りました。
この次は残りの株を見ていただくつもりでいますが、さてその日は晴れてくれるでしょうか(笑)
2012年03月05日 09:46
一雨ごとに春が訪れると言いますが、今の時期はほんとにそんな感じですね。
今日はクリスマスロースその2としての投稿になりますが、先回蕾だった株が咲いてきましたのでもう一度出してみます。
なので新しく見ていただく品種としては2品種になります。
次の2株は前回投稿した時には蕾だったものです。



Helleborus hybridus 'Ruse Black' ルーセ・ブラック
これも蕾だったものが、



Helleborus hybridus シングル アプリコット ダークネクタリー
次から2株は初めて見ていただくものです。



Helleborus hybridus セミダブル ホワイト ダークネクタリー
もうひとつは、


Helleborus hybridus シングル ピンクピコティ ダークネクタリー
もう少し咲き進むともっと柔らかい感じで綺麗になります。
最後に草花から、少し前から咲き始めてきたプリムラ・シネンシスです。
宿根しますので、毎年楽しんでいます。
北向き玄関先に置きっぱなしですが花期もかなり長く咲いてくれて耐寒・耐陰性にも優れた貴重な草花だと思います。

プリムラ・シネンシス (和名 カンザクラ)
科名: サクラソウ科 属名: サクラソウ属 性状: 常緑多年草
原産地: 中国 開花期: 1~3月、12月
2012年03月01日 12:04
2012年01月16日 15:18
この時期以外は裏庭の一角に寄せて一年のほとんどをそこに置いてあるのですが、昨年末に表庭の方に移動しました。
クリスマスローズのオリエンタリスの開花時期ですが、家では本格的に咲くのは2月に入ってからになります。
今年はニゲルにも蕾が付いていますが家では開花が一番早いとされるニゲルも他のクリスマスローズと同じ時期にしか咲きません。
ダブルはやはりシングルのものより少し開花が遅いような気がします。
まだ蕾も見えていないものがあります。
今日は幾つかシングルの蕾ですが撮ってみましたがそれだけではちょっと寂しいので、以前の開花の様子を右横に付けてみました。
画像はどちらも大きくしてご覧いただけます。



ニゲル niger
学名 Helleborus キンポウゲ科 クリスマスローズ属


ホワイト シングルフラッシュ Helleborus hybridus


ブラック シングル Helleborus hybridus


リビダス lividus Helleborus (有茎種の原種系)


シングル ルーセ・ブラック Helleborus hybridus


シングル ピンクベイン Helleborus hybridus
この二三年パンジーやビオラはほとんど植えていませんので、クリスマスローズの開花がとても待ちどうしいです。
咲き始めてくれば寂しい庭も少しは華やいでくれるでしょう。
今日はシングルばかりでしたがセミダブル、ダブルの蕾はもう少し大きくなってきましたら出してみたいと思います。
2011年02月25日 12:33

レンテンローズ(Lenten rose)
レンテンローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草。
別名:ヘレボラス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)、春咲きクリスマスローズ(Christmas rose)
今日は強い風が吹いています。春一番かもしれません。
レンテンローズはレント(Lentキリスト教の四旬節)の頃に咲くことから付けられています。
クリスマスローズを栽培し始めたのは10年以上前のことです。その頃は今よりずっと値段も高くていっぺんには買えませんからその後は毎年少しずつ増やしてきました。
クリスマスローズは夏越しを涼しく過ごせるように気をつけて、あと植え替えをまめにすればそんなに栽培が難しい花ではないと思います。
宿根草はこうして忘れずに咲いてくれて春を教えてくれます。
2011年02月11日 10:05


Helleborus orientalis ダブル・レッド系


Helleborus orientalis 'Ruse Black'ルーセ・ブラック
今年もクリスマスローズが咲き始めて来ています。
赤は、ダブル。黒はシングルですが、どちらも個性の強いクリスマスローズですね。
私はクリスマスローズといいました。
実はクリスマスローズと言われて市販されているものでも、真のクリスマスローズはH. niger(ニガー.ニゲル)の事だけをさします。日本ではHelleborus属で園芸用(ヘラボラス・オリエンタリスHelleborus orientalis)に栽培されるものをクリスマスローズと広く言います。
欧州ではこれらはLenten rose レンテンローズと呼ばれています。
これはキリスト教の四旬節(レント)この頃に咲き、春の訪れを喜ぶ花というわけです。
一般名:Lenten rose レンテンローズ
学名:Helleborus orientalis(ヘレボラス・オリエンタリス)
別名:ヘレボラス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)、春咲きクリスマスローズ(Christmas rose)
科属名:キンポウゲ科クリスマスローズ属
原産地:ギリシャ、トルコ
2010年03月15日 10:51
今日は家にある原種系クリスマスローズが咲き進んできていますのでまとめて出して見ます。
咲き進んでいると言いましたが、このニゲルは今年は調子を崩して良い花が咲きませんでした。
☆ニゲル niger☆

niger Helleborus キンポウゲ科 クリスマスローズ属、
それでも株はのこっていますので来期に期待します。
画像は一昨年咲いた時のものです。
少しボケていますが、家のニゲルはほぼ純白です。これは個体差があるようで、赤みが出る株もあります。

☆エリックスミシイ Ericsmithii☆

Ericsmithii Helleborus キンポウゲ科 クリスマスローズ属、
ニゲル X ステルニー(リビダスXコルシカス)との交配種
シングル斑入り葉。花の大きさ小輪。
エリックスミシイは原種ではありませんが、原種を色濃く残した、クリスマスローズです。
今が盛りです。白が咲き始めの色ですが、だんだん赤みがまして色濃くなります。
花径は小輪と言っても5センチほどあります。一鉢で賑やかに咲いてくれます。
☆リビダス lividus ☆



lividus Helleborus キンポウゲ科 クリスマスローズ属
耐寒常緑多年草 (有茎種の原種系)
シングル斑入り葉。花の大きさ小輪。
原産地は地中海マジョルカ島原産
リビダス の蕾はころころで、白く粉を叩いてまぶした、キャンディーみたいです。
咲き進んで蘂が開いた時の様子も可愛らしいです。
またその葉の模様も綺麗な品種です。深く3裂した形の葉は表が灰色の網目模様を持つ緑色で裏が紫を帯びた色合いをしています。
☆アーグチフォリウス argutifolius☆


アーグチフォリウス argutifolius Helleborus キンポウゲ科 クリスマスローズ属
(別名、コルシカス)
耐寒常緑多年草 (有茎種の原種系)
これは、昨年秋に購入した物で初めての開花です。
大型になる原種で、大きくなると60センチほどになるそうです。
素朴な色と花弁は色々なクリスマスローズを育てていると、かえって新鮮に映ります。
簡単に見ていただきましたが、いかがでしたか?
原種系のクリスマスローズにはハイブリッド種には無い趣があつて、そこに惹かれます。
2010年02月26日 13:28

そろそろ投稿しないとと思いながらそれでも撮らないでいた私が思い腰を上げたその日に限って朝から雨です。
それも、春一番のような強めな風も出てきています。
クリスマスローズが大分咲いてきたものがありますので、避難を兼ねて玄関先で撮ってみました。

これは上のダブルを大きく撮ってみました。
元気のいい株ですので、花弁を広げて気持ちよく咲いています。
今一番蘂が開いて綺麗な時だと思います。





これは最初の画像の奥に少し見えているものです。ピンクの優しいクリローですが、
ベイン(網目模様)がアクセントになっています。
花弁は先の尖った形ですね。可愛いと言うよりもエレガントな感がします。







ピンクピコティー フラッシュ・ダークネクタリーと呼ばれる物です。
ネクタリー(蜜線)が色濃いのです。
フラッシュははっきりした品種なので、好き嫌いも人によっては出てくると思います。
あるメーカーの小さなメリクロン苗から育てました。






最後のこれはシングルブラックです。
赤みが少ないブラックは貴重です。
ほぼ丸弁だと思いますが、そこもお気に入りなところです
今日は今咲いているクリスマスローズの中でも綺麗かな?と思うものを出してみました。
これから咲くものも幾つかありますので第二回も出せると思います。その時にはまたぜひご覧いただければと思います
2010年02月11日 21:00
園芸店などでは、前の年ほど売り場を占めて置いてないような気がします。
クリスマスローズもどの位の大きさの苗を買ったかで少し違いますが、苗の場合なら咲くまでは最低一年以上はかかります。
周りのクリスマスローズの花が咲いている時期はまだいいです。その後、はじめての夏越しやはじめての植え替えなど、地道な作業が待っていて誰しもが季節が終われば初めの熱は醒めていきますから、こんなはずではなかったと思うようなトラブルも出てきます。
いくら宿根草でも咲くまでは少しは手をかけなくてはならないのでこれを経験して、それでも手元で咲かせた人がクリスマスローズの長いファンとして残っていると思います。
そんな宿根草ですが、ブームが落ち着いた今が良い物を手ごろな値段で買えるチャンスとも言えると思います。
次のものは、こんなブームになる前から家にあるブームとは初めから無縁な原種系クリスマスローズです。
☆エリックスミシイ Ericsmithii☆

ヘレボルスHelleborus 、シングル斑入り葉。花の大きさ小輪。
ニゲル X ステルニー(リビダスXコルシカス)との交配種
咲き始めは白く後に赤みが挿し咲き進むと全体が色付く。
これは原種系ヘレボルスです。なぜクリスマスローズと言ったり、ヘレボルスと言ったりするのかと言いますと、厳密にはクリスマスローズと呼ばれるのはニゲルを指します。その一種だけを言うのですが、ニゲルは原種のヘレボルスです。
ニゲルの開花は早くクリスマスの頃に咲き始めてくるのでクリスマスローズと呼ばれるようになり、そのクリスマスローズという言い方が覚えやすく親しみやすかったためでしょうか、その他のヘレボルスもまとめて日本ではクリスマスローズと呼ばれるのです。
これはこれで間違いではありません。日本では キンポウゲ科 クリスマスローズ属 です。
またヨーロッパなどでは、キリスト教の四旬節(レント)の頃に咲くので‘レンテンローズ’と呼ばれるそうです。
上の画像は昨日のもの。
咲き進んで今日はこんな感じです。今日はあいにくの雨模様ですが撮ってみました。

花弁にほんの少しですが赤い筋がは入ってきています。
花は数多く咲く種類ですから、一株で白からこの蕾の色に似た花色の物まで色々な色の花を同時に楽しむ事ができます。
雨に濡れるクリスマスローズもまた良いものだと思いました。
今日はエリックスミシイひとつでだらだらと記事にしてしまいました。と言うのも他の蕾が本格的に咲き始めるのは来週あたりからで、まだろくに咲いていません。あと少しなのです。
2009年03月13日 10:37
昨日は今日のために、クリスマスローズの写真を撮ったり、薔薇の二回目の剪定をしたり、宿根草の芽吹きの様子を見たり、日当たりを求めて鉢を動かしたりとしましたが、余計に色々したい事が出てきます。
それで薔薇の二回目の剪定といいましたが軽く一部です。明らかに芽吹きが思わしくなかった枝はもう一度その下に良い芽を探して切り下げました。
これは枝を見ると大体分かると思います。
ですが、今年はもう蕾を持っている株が幾つか在ります。何時もの年より早いようです。
薔薇の開花は私の所ではオールドブラッシュが毎年先頭を切って咲くのですがそれが早い年には、3月終わりから4月初めにかけてです。もしかしたら今年はそのオールドブラッシュを追い越して咲く薔薇が現れるかもしれません。
薔薇のシーズンが近づいてくれば当然クリスマスローズも終わり近くになります。
シーズン後少しとなってきましたので、今日は家の3つあるダブルを出してみます。
ダブルは3株しかありませんが、今年の開花記録として出来るだけ綺麗に見えるように頑張って撮ってみました。


クリスマスローズ パーティードレス系 ガーネットレッド


上の二種類のクリスマスローズは娘からのプレゼントです。
あれからもう二年以上経ちますが、ようやく
パウダーピンクが初めて咲いてくれました。ほっとしています。
いくらメリクロン株でもやはり、成長の差はあるようです。
ガーネットレッドは昨年に続いての開花で、株も大きくなったように思います。
クリスマスローズ ダブル ピンクピコティ



この株はブログ友達から頂いた株です。
初めての開花ですが、開花が同時に思い出のクリスマスローズとなってしまいました。
桜色に優しげに咲くクリスマスローズです。